「Instagramを始めたけれど、フォロワーが増えるだけで来店につながらない……」
小売店からは、このような悩みをよく聞きます。
Instagramは、写真や動画で商品を紹介できる便利なツールですが、単に「新商品が入りました」「今日のおすすめです」と投稿するだけでは、なかなかお店まで足を運んでもらえません。
大切なのは、投稿を見た人に、「ちょっとお店に行ってみようかな」と思ってもらうことです。
この記事では、まちの小売店がInstagramを使って来店につなげるための投稿例を紹介します。

目次
1.「今日のお買い得商品」を紹介する
最も取り組みやすいのが、お買い得商品の紹介です。
鮮魚店の場合では、
・「本日、脂ののった○○が入荷しました!」
・「今日は刺身用○○がお買い得です
ただし、商品名と価格だけを載せるのではなく、「なぜ今日買うとよいのか」を伝えることがポイントです。
例えば次のような内容です。
<投稿例>
「本日のおすすめ!」
・本日、地元市場から新鮮な○○が入荷しました。
・脂がのっていて、刺身はもちろん、焼いてもおいしいおすすめ商品です。
・本日限りのお買い得価格で販売しています。
・「今日の夕食、何にしよう?」と迷っている方は、ぜひお店にお立ち寄りください。
2.「入荷しました!」をリアルタイムで発信する
小売店ならではの強みが、その日に入ってきた商品を紹介できることです。
特に、
・数量限定商品
・新鮮な生鮮食品
・地域の商品
・季節商品
・新商品
・人気商品
などはInstagramとの相性がいいものです。
例えば、
「本日、○○が入荷しました!」
という投稿を見ることで、「それなら今日、お店に行ってみよう」と思ってもらえる可能性があります。
「いつでも買える商品」ではなく、「今、お店に行く理由」を作ることが大切です。
3.「店主のおすすめ」を紹介する
まちの小売店では、店主やスタッフの商品知識が大きな武器になります。
大型店やネットショップでは伝わりにくい、専門家としての「ひとこと」を投稿してみましょう。
◇洋品店なら、
・「今年はこの色がおすすめです」
・「このパンツは、実際に履いてみるとシルエットがきれいです」
◇食品店なら、
・「この魚は塩焼きより煮付けがおすすめです」
・「この商品は朝食にぴったりです」
といった情報です。
商品そのものではなく、店主だからこそ言える情報を発信することで、お店の存在価値を伝えられます。
4.「商品+使い方」を紹介する
商品写真だけではなく、その商品を使う場面まで見せる方法です。
◇食品店なら、
・「○○を販売しています」だけではなく、「今夜は○○を使って簡単料理!」
と紹介します。
◇洋品店なら、
・「このブラウスが入荷しました」だけではなく、「ブラウス+パンツで春のお出かけコーデ」
という見せ方ができます。
商品を売るのではなく、「その商品を買った後の生活」をイメージしてもらうのです。
5.「お客様の声」を紹介する
実際のお客様の声も、来店を促す強力な情報になります。
例えば、次のようなものです。
・「この商品、使いやすかったです」
・「毎年この時期になると買いに来ます」
・「店員さんに選んでもらってよかった」
などです。
これらは、お客様の許可を得たうえで紹介します。
商品を店側が「おすすめです」と言うよりも、実際に購入したお客様の声のほうが説得力を持つ場合があります。
6.「お店の人」を見せる
小さな小売店のInstagramでは、商品だけでなく人の顔が見える投稿も大切です。
例えば、次のようなものです。
・店主の紹介
・スタッフ紹介
・商品を仕入れている様子
・開店準備
・商品を並べている様子
・お客様への接客風景
・店主のこだわり
などです。
「どんな人がやっているお店なのか」が分かると、お客様との距離が近くなります。
特に地域のお店では、「この人から買いたい」と思ってもらうことが、リピーターづくりにもつながります。
7.「店内の様子」を紹介する
「この店に行ったことがない」という人にとって、初めてのお店に入るのは意外と勇気がいるものです。
そこで、次のように「初めてのお客様へ。当店はこんなお店です」ということを投稿します。
・店頭の写真
・店内の様子
・商品の陳列
・駐車場
・お店までの道順
・店内で商品を選んでいる様子
などを紹介してみます。
お店の雰囲気が分かれば、初めての人でも入りやすくなります。
8.「イベント・セール」を告知する
Instagramは、イベントやセールの告知に最適です。
例えば、「9月20日(土)秋の大売出しを開催します!」
というような投稿です。
ここでも、「セールを開催します」だけではなく、次のようにわかりやすく伝えます。
・何が安くなるのか
・どんな商品があるのか
・いつ開催するのか
・何時から何時までか
・数量限定商品はあるか
など来店するメリットは何かを分かりやすく伝えます。
「行ってみたい」と思わせるためには、具体的な情報を入れることが重要です。
9.「数量限定」で来店理由をつくる
小売店のInstagramでは、数量限定商品との組み合わせも効果的です。
例えば、次のようなものです。
・本日10個限定です!
・なくなり次第終了します
・人気商品のため、今回は20個だけ入荷しました
などです。
もちろん、実際には限定ではない商品を「限定」とするなど、誤解を招く表現は避けなければなりません。
本当に数量が限られている商品であれば、「今行かなければ買えないかもしれない」という来店動機になります。
10.「近くのお客様」に向けて発信する
まちの小売店の場合、Instagramのフォロワーを全国に増やすことだけが目的ではありません。
むしろ、「お店の近くに住んでいる人に知ってもらう」ことが重要です。
例えば次のように投稿の中で、地域とのつながりを伝えます。
・○○商店街のお店です
・○○駅から徒歩5分です
・「地域の皆様にご利用いただいています
などです。
ハッシュタグを利用する場合も、次のように「商品名」+「地域名」を意識します。
・「#○○市」
・「#○○商店街」
・「#○○市ランチ」
・「#○○市洋品店」
などです。
11.「Instagramを見た人限定」の企画を行う
Instagramから実際の来店につなげたい場合には、Instagram限定の企画も考えられます。
例えば、次のようなものです。
「この投稿を見た方限定」として、
・小さなプレゼント
・店頭で使える特典
・ポイントアップ
・対象商品の割引
・サービスの追加
などを行います。
ただし、値引きだけに頼る必要はありません。
「Instagramを見て来店した方には粗品プレゼント」のような方法でも、来店のきっかけを作ることができます。
12.「今日、お店に行く理由」をつくる
ここまで紹介した投稿に共通しているのは、「商品を紹介する」だけで終わっていないということです。
例えば、
普通の投稿 ⇒ 「新商品が入荷しました!」
↓
来店につながる投稿 ⇒ 「本日、人気の○○が入荷しました。数量が少ないため、気になる方はお早めに。店頭で実物をご覧いただけます!」
このように、商品情報+来店する理由を組み合わせることがポイントになります。
13.小売店で使えるInstagram投稿の組合せ例
次のような投稿を組み合わせるとことで来店の効果が上がります。

14.投稿の最後には「来店への一言」を入れる
Instagramで商品を紹介したら、次のように最後に来店を促す一言を入れることがとても重要です。
・「ぜひ店頭でご覧ください!」
・「お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。」
・「実物を見て、サイズや色をお確かめください。」
・「本日入荷したばかりです。気になる方はお早めに!」
などです。
Instagramでは「いいね」を増やすことばかりに目が行きがちですが、地域の小売店にとって大切なのは、「見てもらう → 興味を持ってもらう → お店を思い出してもらう → 来店してもらう」という流れをつくることです。
■ まとめ
まちの小売店にとって、Instagramは大きな広告費をかけなくても、お店の商品や人、雰囲気を伝えられる便利な情報発信ツールです。
しかし、ただ商品写真を投稿しているだけでは、来店につながりにくい場合があります。
重要なのは、「この投稿を見た人が、なぜ今日この店に行きたくなるのか?」を考えて投稿することです。
「本日のおすすめ」「新商品」「店主のこだわり」「お客様の声」「店内の様子」「イベント情報」などを組み合わせながら、お店に行く理由をInstagramの中につくることが大切です。
特にまちの小売店には、大型店やネットショップにはない「人」「地域」「専門知識」という強みがあります。
Instagramでは、その強みを積極的に発信してみましょう。
「フォロワーを増やすInstagram」から、「お店に来てもらうInstagram」へ。
これが、地域の小売店がInstagramを活用するときの大きなポイントです。

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