Amazonの出品用アカウント登録方法|Amazonで販売を始めるまで

「Amazonで自分のお店の商品を販売してみたい」と考えている小規模な小売店も多くいます。Amazonは多くのお客様が利用しているため、実店舗だけでは届かなかったお客様に商品を販売できる可能性があります。
しかし、初めてAmazonに出品する場合、
 ・どこから登録すればいいの?
 ・普通のAmazonアカウントがあれば出品できるの?
 ・どんな書類が必要?
 ・登録にはどのくらい時間がかかるの?
 ・アカウントを作った後は何をすればいい?
など、分からないことも多いと思います。

ここでは、小規模な小売店がAmazonで商品を販売するための「出品用アカウント」の登録方法と、その後の手順を分かりやすく解説します。

なお、Amazon公式の案内を下記リンクで掲げています。
 ☆Amazon公式⇒Amazonアカウント登録手順 | Amazon出品サービスの販売方法

1. Amazonで販売するには「出品用アカウント」が必要

Amazonで商品を購入するだけなら、一般的なAmazonの購入用アカウントを利用します。
しかし、Amazonで商品を販売する場合は、出品用アカウントを作成する必要があります。

出品用アカウントを作成すると、「Amazonセラーセントラル」を利用できるようになります。
セラーセントラルは、Amazonで販売するための管理画面で、
 ・商品登録
 ・商品価格の設定
 ・在庫管理
 ・注文管理
 ・売上・支払いの管理
 ・顧客対応

などを行うものです。
Amazonでお店を開くための「店舗管理画面」になります。

2. Amazon出品用アカウント登録の前に準備するもの

いきなり登録を始めるよりも、先に必要なものを準備しておくとスムーズです。

Amazon公式では、主に次のものが必要とされています。

① Eメールアドレス
Amazonの出品用アカウントに使用するメールアドレスを準備します。
注意したいのは、通常のAmazon購入用アカウントなどで使用しているメールアドレスとは別のメールアドレスが必要になる場合があることです。

事業用として新しいメールアドレスを一つ用意しておくと、管理しやすくなります。

② 顔写真付きの本人確認書類
本人確認のため、次の書類を用意します。
 ・運転免許証またはパスポート
など、行政機関が発行した顔写真付き身分証明書を用意します。

なお、Amazon公式の案内ではマイナンバーカードは本人確認書類として利用できないとされています。

③ 過去180日以内の取引明細書
本人確認のため、過去180日以内に発行された取引明細書も必要です。

例えば次のようなものです。
 ・クレジットカードの利用明細
 ・銀行口座の取引明細

などが挙げられています。

④ クレジットカード
Amazonの出品用アカウントに登録する有効なクレジットカードを準備します。

⑤ 銀行口座
Amazonで販売した売上金を受け取るための銀行口座を準備します。
個人のお金と事業のお金を分けるため、店舗の事業用口座を登録することがベストです。

⑥ 法人の場合は会社情報
法人の場合は、会社名、法人番号、会社住所などの情報に加え、登記簿謄本が必要になる場合があります。

3. Amazon出店に必要な費用は?


Amazonへの出店費用は、「小口出品」と「大口出品」の2種類です。
2026年9月現在の金額じゃ以下の通りです。

 ☆Amazon公式⇒Amazon出店費用

月49点以下なら小口、月50点以上なら大口が目安とされています。

① 小口出品

 ・毎月49点以下の出品の場合
 ・毎月の固定費はなし

(例)1か月に20商品を販売した場合、
 20商品 × 100円=2,000円(税抜)
 別途、販売手数料が必要

少量の商品を試しに販売したい小規模店舗に適しています。

② 大口出品

 ・毎月50点以上の出品の場合
 ・月額4,900円

商品を何点販売しても、この月額料金は基本的に変わらない。
販売した商品についての販売手数料が必要

※大口出品では、広告、タイムセール、一括商品登録、販売データのレポートなど、販売を本格的に行うための機能も利用できます。

③ 販売手数料とその他の費用

出品費用の他に次の費用が必要です。
一番大きいのが「販売手数料」です。

Amazonでは、出品プランの料金だけでなく、商品が売れるたびに販売手数料がかかります。
販売手数料はカテゴリーによって異なり、Amazon公式では一般的に5%~15.4%程度とされています。

その他に次の費用がかかります。
 ・配送料
 ・FBA手数料
 ・在庫保管料
 ・Amazon広告費

4. Amazon出品用アカウントの登録手順

登録は、大きく分けると、次のような流れになります。
 ① 出品用アカウントの作成
      ↓
 ② ビジネス情報の入力
      ↓
 ③ 販売事業者情報の入力
      ↓
 ④ 請求情報の入力
      ↓
 ⑤ ストア・商品情報の入力
      ↓
 ⑥ 本人確認
      ↓
 ⑦ セラーセントラルにログイン
      ↓
 ⑧ 商品を登録して販売開始

Amazon公式では、登録手順を5つのステップに分けて案内しています。

STEP1 Amazon出品用アカウントを作成する

・Amazonの出品サービスの登録ページから手続きを開始
「さっそく始める」から登録を開始し、メールアドレス、名前、パスワードなどを入力
・登録したメールアドレスには確認コードが送られてくるので、そのコードを入力して登録を進める

ここで大切なのは、購入するためのAmazonアカウントと、販売するための出品用アカウントを混同しないことです。

STEP2 ビジネス情報を入力する

次に、事業に関する次の情報を入力します。
 ・事業を行っている国
 ・個人事業主か法人か
 ・会社名
 ・法人番号
 ・事業所住所
 ・電話番号

個人事業主の場合は、事業の形態として「個人」を選択することになります。
入力する住所や会社名などは、提出する書類と一致していなければなりません。

STEP3 販売事業者の情報を入力する

販売事業者について次の情報を入力します。
 ・個人事業主の場合は本人に関する情報
 ・法人の場合は会社や代表者に関する情報

この後の本人確認にも関係するため、間違いのないように入力することが大切です。

STEP4 請求情報を入力する

クレジットカードなどの請求情報を登録します。
Amazonで販売を始める場合、月額の料金や販売手数料などの費用が発生します。

現在、Amazon公式では大口出品について月額4,900円(税抜)+販売手数料と案内されています。料金については変更される可能性があるため、登録時には必ず最新の料金を確認します。

<小規模な小売店の場合>
「Amazonに出品すると、商品が売れた金額がそのまま利益になるわけではない」という点を理解しておくことが重要です。
販売手数料、配送費、FBAを利用する場合の費用などを考えて、利益が残る価格を設定する必要があります。

STEP5 ストア情報・商品情報を入力する

Amazonで販売する店舗や商品に関する情報を入力します。

商品を販売する場合には、次の情報を入力します。
 ・商品名
 ・商品カテゴリー
 ・ブランド名
 ・商品説明
 ・商品画像
 ・価格在庫数

Amazonの商品登録では、セラーセントラルの「カタログ」から「商品登録」を選び、必要な情報を入力して商品ページを作成できます。

STEP6 本人確認を行う

Amazonでは、出品者が本人であることを確認するための本人確認手続きがあります。
本人確認書類などを提出し、必要な確認を行います。
ここで提出する情報に不一致があると、手続きが進まない可能性があります。

そのため、「入力した情報と本人確認書類の内容が一致しているか」を確認してから提出することが大切です。

STEP7 セラーセントラルにログインする

出品用アカウントの登録が完了すると、「Amazonセラーセントラル」を利用できるようになります。

セラーセントラルは、Amazonでの販売を管理する中心的な場所で、次の登録などを行います。
 ・商品登録
 ・在庫管理
 ・注文管理
 ・価格変更
 ・売上確認
 ・顧客対応

などを行います。

詳しくは次のリンクから
 ☆Amazon公式⇒ Amazonセラーセントラル

5.「2段階認証」の設定

アカウント登録が終わったからといって、すぐに商品を販売するのではありません。

まず行っておきたいのが2段階認証の設定です。
Amazon公式でも、セラーセントラルにログインした後に2段階認証を設定することを案内しています。

Amazonでの販売は、お金や顧客情報を扱うため、アカウントの安全管理は非常に重要です。

6. 商品を登録する

セラーセントラルの準備ができたら、販売する商品を登録します。
Amazonでは、すでに同じ商品ページが存在する商品については、その商品ページに出品する方法があります。

一方、新しい商品については新規の商品ページを作成することになります。

商品登録は次の流れになります。
 商品名
  
 ・カテゴリー
  ↓
 ・商品情報
  ↓
 ・商品説明・画像
  ↓
 ・価格・在庫
  ↓
 ・出品

7. 配送方法を決める

Amazonで販売する場合、商品が売れた後にどうやってお客様へ届けるかを決めておく必要があります。

大きく分けると、
自分で発送する方法
AmazonのFBAを利用する方法
があります。

FBA(フルフィルメント by Amazon)とは、
Amazonの配送ネットワークを使って販売事業者様のビジネスの成長を支援するサービスです。
詳しくは下記リンクから
☆Amazon公式⇒ Amzon FBA

FBA(フルフィルメント by Amazon)を利用すると、Amazonに商品を預け、注文後の発送などをAmazonに任せることができます。
ただし、FBAには費用が発生するため、商品の価格や利益率を考えて利用することが大切です。

Amazonの配送ネットワークを使って販売事業者様のビジネスの成長を支援するサービスです。

8. 小さなお店は「いきなり大量出品」しない

Amazonに登録すると、「せっかくアカウントを作ったのだから、たくさんの商品を出品しよう」と考えてしまいがちです。
しかし、まちの小さな小売店の場合は、最初から大量の商品を出品する必要はありません。

まずは、
「Amazonで売れそうな商品を数点選んで出品する」
ところから始めてみる方法もあります。

例えば次のようなものです。
 ・地域の特産品
 ・オリジナル商品
 ・他店では手に入りにくい商品
 ・通販との相性が良い商品
 ・ある程度保存期間の長い商品

などです。

実際に販売してみて、
 ・どの商品が売れるのか
 ・どのくらい利益が残るのか
 ・発送作業にどのくらい手間がかかるのか

を確認してから、徐々に商品数を増やしていくほうが無理がありません。

9. Amazonへの出品は「登録して終わり」ではない

Amazonへの出品は、アカウントを登録すれば終わりではありません。
むしろ、登録してからが本当のスタートです。

商品を登録した後は、
 ・商品価格の見直し
 ・在庫管理
 ・商品画像の改善
 ・商品説明の改善
 ・注文・発送管理
 ・お客様からの問い合わせ対応
 ・売上や利益の確認

などを継続して行う必要があります。

特に小規模な小売店では、「売上」だけではなく「利益」がいくら残っているのかを確認することが重要です。

■ まとめ

Amazonで販売を始めるためには、出品用アカウントを作成し、本人確認などの手続きを行う必要があります。

登録の大まかな流れをまとめると、次のようになります。
 ① 必要書類を準備する
     ↓
 ② Amazon出品用アカウントを作成する
     ↓
 ③ 事業者情報を入力する
     ↓
 ④ 請求情報を入力する
     ↓
 ⑤ 商品・ストア情報を入力する
     ↓
 ⑥ 本人確認を行う
     ↓
 ⑦ セラーセントラルにログインする
     ↓
 ⑧ 2段階認証などを設定する

     ↓
 ⑨ 商品を登録する
     ↓
 ⑩ 配送方法を決めて販売を開始する

という流れになります。

Amazonは非常に大きな販売市場ですが、「Amazonに出品すれば必ず売れる」というわけではありません。
まちのお店がAmazonを活用するのであれば、自店の商品とAmazonとの相性を考えながら、まずは少ない商品から始めてみることです。

そして、
 ・売れる商品を見つける
 ・利益が残る価格を設定する
 ・発送の手間を抑える

という3つを意識しながら、少しずつネット販売を育てていくことが大切です。

以上のことを行うことにより、Amazonでのネット販売は、まちのお店にとっても新しい販売先を開拓する一つの方法にあります。

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