お客さんが来店したくなるホームページとは?/まちの小売店の集客に役立つホームページの作り方

まちの小売店にとって、ホームページは単に「お店の情報を載せておく場所」ではありません。

 ・こんなお店があったんだ
 ・この商品を見てみたい
 ・この店なら相談できそう
 ・一度、お店に行ってみよう
と、お客さんに思ってもらい、実際の来店につなげるための重要な集客ツールです。

今では、多くの人がスマートフォンを使って、欲しい商品やサービス、お店の情報を
インターネットで探しています。
そのため、まちの小売店にとっても、ホームページを上手に活用することが集客の大きな
ポイントになっています。
しかし、ホームページを作れば、それだけでお客さんが集まるわけではありません。

大切なのは、「お店が伝えたいこと」ではなく「お客さんが知りたいこと」を分かりやすく伝えることです。

ここでは、まちの小売店がホームページを作るときの考え方と、お客さんが
「この店に行ってみたい」と思うホームページについて考えてみます。

1 お客さんは何を求めてホームページを訪れるのか

お客さんは、何となくホームページを見るわけではありません。
 ・欲しい商品がある
 ・困っていることを解決したい
 ・近くにいい店がないか探している
など、何らかの目的を持って検索しています。

例えば、
 ・どんな商品を扱っているのか
 ・その商品にはどんな特徴があるのか
 ・他の商品と何が違うのか
 ・価格はいくらくらいなのか
 ・自分に合った商品なのか
 ・お店はどこにあるのか
 ・営業時間は何時までなのか
 ・駐車場はあるのか
 ・お店の人に相談できるのか

といった情報を知りたいのです。

つまり、自店のホームページでは、お客さんが知りたい情報を先回りして伝えることが大切です。
  ・この商品が欲しい
  ・この店に行ってみたい

と思ってもらえるホームページになっているでしょうか。
ここが、集客できるホームページと、そうでないホームページの大きな違いです。

2「がっかりなホームページ」になっていないか?

せっかくホームページを作っても、訪れたお客さんがすぐに離れてしまっては集客には
つながりません。

では、どのようなホームページが「がっかりなホームページ」なのでしょうか。

(1) 見栄えはいいが、名刺のようなホームページ

一見すると、きれいで見栄えのいいホームページ。
しかし、掲載されている内容を見ると、
 ・お店の名前
 ・商品の紹介
 ・住所
 ・地図
 ・電話番号
 ・営業時間
などがあるだけ。

これでは、お店の基本情報は分かっても、「なぜ、この店に行くのか」という理由が伝わりません。
まるで「お店の名刺」のようなホームページです。

ホームページで大切なのは、単にお店の存在を知らせることではありません。
「この店に行ってみたい」と思ってもらう理由を伝えることです。

(2) デザインが奇抜すぎるホームページ

ホームページは第一印象も大切です。
しかし、目立たせることばかりを考えて、派手な色や奇抜なデザインにすると、肝心の
商品やお店の情報が伝わりにくくなることがあります。

ホームページは、作り手が「かっこいい」と思うものではなく、お客さんが見やすく、必要な情報をすぐに見つけられるものであることが大切です。

特にスマートフォンで見る人が多い現在では、文字の大きさや写真、ボタンの位置などにも配慮する必要があります。

(3) いつ見ても同じホームページ

いつ見ても同じ内容で、何年、何カ月も放置されているようなホームページ。
お店のやる気のなさが一目で伝わってきます。

ホームページを訪れたお客さんが、この店は営業しているのかな?
今もこの商品を扱っているのかな?と思ってしまうようでは、集客どころか逆効果に
なってしまいます。

例えば、
 ・新商品の紹介
 ・季節の商品
 ・おすすめ商品
 ・セール情報
 ・イベント情報
 ・お客様からよくある質問
 ・店主からのお知らせ

など、少しずつでも新しい情報を掲載することが大切です。

3 お客さんを集められるホームページとは?

お客さんを集められるホームページとは、一言でいえば、
「この店に行きたい理由」が伝わるホームページです。

そのためには、「お店側が伝えたい情報」だけではなく、「お客さんが知りたい情報」を中心に考えます。

(1) お客さんが知りたい情報を掲載する

例えば、
商品の紹介なら、単に商品名や価格を掲載するだけでは十分ではありません。
 ・この商品を使うと、どんなメリットがあるのか
 ・どんな人におすすめなのか
 ・他の商品と何が違うのか

まで説明すると、お客さんは商品をより具体的にイメージできます。

例えば婦人服店なら
「婦人服を販売しています」だけではなく、「体型をカバーしながら、普段着にもお
出かけにも使える服を中心に取り揃えています」
と説明すれば、対象となるお客さんに商品の魅力が伝わります。

(2) お客さん本位のお店の考え方を伝える

まちの小売店には、大型店やネット通販にはない魅力があります。
それは「人」です。

 ・商品選びを相談できる
 ・自分に合った商品を提案してくれる
 ・顔なじみになれる
 ・購入後も相談できる
 ・地域のことをよく知っている

こうしたことは、まちの小売店ならではの強みです。

だからこそ、ホームページにも、「どんな思いでお店を経営しているのか」
を伝えることが大切です。

4 まちの小売店で、お客さんを集められるホームページとは?

実際にホームページへどんな情報を載せればよいのかを考えてみます。

(1) トップページで「何の店なのか」を具体的に伝える

ホームページを開いた瞬間に、「ここは何のお店なのか」が分かることが重要です。

例えば、
 ・中年女性向け婦人服専門店
 ・絵本と児童書を豊富に揃えたまちの本屋
 ・市場直送の新鮮な魚を扱う鮮魚店

などです。

「〇〇商店」という店名だけでは、初めて見る人には何のお店か分からない
ことがあります。
店名+何を扱っている店なのかを分かりやすく表示します。

(2)「他店との違い」を伝える

同じ商品を扱っている店がたくさんある中で、「なぜ、この店を選ぶのか」という理由を
伝えることも大切です。

例えば、
 ・店主が自ら商品を仕入れている
 ・商品選びを相談できる
 ・試着してから購入できる
 ・修理やアフターサービスに対応している
 ・地域で長年営業している
 ・特定の商品を専門的に扱っている

などです。

価格だけでは大手店やネット通販に対抗するのが難しい場合でも、「人」「専門性」「相談」
「サービス」を強みにすることで、まちの小売店ならではの価値を伝えることができます。

5 「人」が見えるホームページにする

まちの小売店にとって、ぜひ掲載してほしいのが店主やスタッフの紹介です。

店主の顔写真とともに、
 ・どんな思いでこの店を始めたのか
 ・どんな商品にこだわっているのか
 ・どんなお客さんに来てほしいのか
 ・品選びで大切にしていること

などを紹介します。

小さなお店では、店主やスタッフそのものがお店の魅力になります。
「どんな人が経営している店なのか」が分かれば、初めて訪れるお客さんの不安も
少なくなります。

「この人なら相談できそう」と思ってもらうことも、来店につながる大切なポイントです。

6 商品・サービスは写真を使って分かりやすく紹介する

商品の紹介では、できるだけ写真を活用します。

例えば、
 ・商品そのものの写真
 ・実際に使用している写真
 ・店内の写真
 ・おすすめ商品の写真
 ・スタッフが紹介している写真

などです。

商品名と価格だけを掲載するよりも、写真と文章を組み合わせた方が、お客さんは商品の
イメージをつかみやすくなります。
また、「どんな人におすすめなのか」、「どんな場面で使えるのか」まで説明すると、
購入後のイメージも伝わります。

7「お客様の声」を掲載する

お店側が「この商品はおすすめです」と説明するだけではなく、実際に購入したお客さんの声を紹介する方法もあります。

例えば、
 ・店員さんに相談したら、自分に合った商品を選んでもらえた
 ・以前購入した商品が良かったので、また来店した
などです。

実際のお客様の声は、初めてお店を知った人にとって安心材料になります。
ただし、掲載する場合は、お客様本人の了承を得て掲載する必要があります。

8 最新情報を定期的に更新する

ホームページは、作って終わりではありません。
 ・新しい商品が入ったら紹介する。
 ・季節が変わったらおすすめ商品を紹介する。
 ・セールやイベントがあれば知らせる。

こうした小さな更新を積み重ねることが大切です。

毎日更新する必要はありません。
「今、この店では何が行われているのか」が分かるホームページを目指します。

9 アクセス情報は分かりやすく掲載する

「行ってみたい」と思ってもらっても、お店の場所が分からなければ来店にはつながりません。

最低限、次の情報が必要です。
 ・住所
 ・地図
 ・電話番号
 ・営業時間
 ・定休日
 ・駐車場の有無
 ・最寄り駅・バス停

などを分かりやすく掲載しましょう。

スマートフォンから見たときに、電話番号をタップして電話できるようにするなど、「ホームページを見た後の行動」まで考えて作ることも大切です。

10 SNSやLINEとも組み合わせる

ホームページは、お店の情報を整理して伝える「中心基地」のような役割を持たせると効果的です。

例えば、
 Google検索
   ↓
 ホームページ
   ↓
 商品の魅力・お店の特徴を知る
   ↓
「行ってみたい」と思う
   ↓
 来店

という流れです。

さらに、
 ホームページ
  ↓
 Instagram
  ↓
 LINE公式アカウント
  ↓
 新商品・セール情報を受け取る
  ↓
 再来店

という流れを作ることもできます。

つまり、ホームページだけですべてを完結させるのではなく、SNSやLINEなど、
それぞれの特徴を生かして使い分ける
ことが重要です。

11 ホームページは「広告」ではなく「来店への入口」

ホームページを作る目的は、ホームページを見てもらうことだけではありません。

その先に、
 「お店を知ってもらう」
    ↓
 「商品に興味を持ってもらう」
    ↓
 「この店に行ってみたいと思ってもらう」
    ↓
「来店してもらう」

という流れがあります。

さらに、来店してもらったお客さんに満足してもらえれば、「またこの店に来よう」という
リピーターにつながります。

だからこそ、ホームページは単なる「お店の紹介ページ」ではなく、新しいお客さんとの最初の接点として考えることが大切です。

12 安く簡単にホームページを立ち上げるには

「ホームページを作りたいけれど、難しそう」「専門知識がないので自分では作れない」
という店主の方も多いと思います。

現在は、専門的な知識がなくてもホームページを作成できるサービスがあります。
例えば、店舗向けホームページ作成サービスなどを利用すれば、比較的簡単にお店のホームページを立ち上げることができます。
ただし、どのサービスを利用する場合でも大切なのは、「何を使って作るか」より「何を伝える
か」
です。

ホームページ作成サービスを選ぶ前に、「誰に来てもらいたいのか」「何を伝えたいのか」
「この店を選んでもらう理由は何なのか」
を整理しておく必要があります。

13 まとめ

ホームページは、単にお店の名前や住所、商品の情報を載せるだけでは、十分な集客効果を発揮できません。

大切なのは、お客さんの立場になってホームページを作ることです。
 ・この商品は自分に合っている
 ・この店なら相談できそう
 ・この店に行ってみたい

と思ってもらえる情報を分かりやすく伝えましょう。

特に、まちの小売店には、
 ・店主の専門知識
 ・お客さんとの会話
 ・商品選びの相談
 ・地域とのつながり
 ・長年培ってきた経験

という、大型店やネット通販にはない強みがあります。
これらをホームページでしっかり伝えることが、まちの小売店の集客につながります。

ホームページの目的は「作ること」ではなく、ホームページを見たお客さんに、この店に行ってみたいと思ってもらうことです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です