まちの小売店の在庫品をさばく方法/「メルカリ」の利用方法

まちの小売店で売れ残った在庫品の処分にお困りの方が多くおられます。
特に洋品関係のお店では流行に左右されやすく、仕入れを間違うと気が付けば在庫の山ということがしばしば起こります。
このような時にこれらをどのように扱うのか悩みの種になります。
在庫品一掃セールを行えばある程度のものはさばけますが、それでも売れないものはでてきます。
無駄に店の片隅や倉庫に眠っている在庫品を1000円でも、いや100円でもいいので引き取ってほしいという店主もいます。

 在庫品を処分する方法はとして
 ・買取に出す
 ・フリマアプリやネットオークションに出品する
 ・リサイクルショップに持ち込む
 ・ゴミ処分業者に依頼する

などがありますが、ここではネットで売る方法として代表的なフリマアプリの 「メルカリ」の利用方法などについて説明します。

なお、本ページではPCによるメルカリ利用法を解説しています。
メルカリの利用方法の詳細については次のメルカリ公式ホームページを参照してください。

 メルカリ利用ガイド  ⇒ メルカリ利用初心者ガイド

スマホによる利用方法については、下記リンクをご覧ください。

スマホによる利用方法 ⇒ メルカリ スマホアプリとパソコン版の違い

1 メルカリとは

メルカリは、国内では最大のフリマアプリです。

不用品などの処分に困った人たちが必ずと言っていいほど利用するといわれるほど利用者が多く、国内での利用者数が1700万人を超えると言われるマンモスフリマアプリです。

―メルカリで必要な費用 ―
・会員登録、月会費、クレジットカード手数料などは無料
・必要な費用は商品が売れたときの販売手数料10%だけ

2 会員登録

メルカリを使うにはまず会員登録を行います。

会員登録は次の方法によります。
 ●メルカリホームページから右上の「新規登録」をクリックします。
  次の画面で「メールアドレスで登録」を選択します。

 ●「メールアドレスで登録」を押して画面の指示通り
 ・メールアドレス
 ・パスワード
 ・ユーザー名
 ・本人情報

を登録し、携帯電話へのショートメッセージで送られてきた認証番号による本人認証を行えばメルカリへの登録は終了です。

登録方法の詳細は次のリンクをご覧ください
⇒ メルカリの登録方法

3 出品の方法

● メルカリにログイン

次のログイン画面から「メールアドレス」「パスワード」を入力し、「ログイン」を押します。

その後、携帯へのショートメッセージで送られてきた認証番号による本人認証を行います。

ログイン方法は、メールアドレスによるログインの他に
 ・Apple ・Google ・LINE ・Facebookによる方法が用意されています。

4 出品する

●メルカリにログインします。

●メルカリのトップページが表示されるので、右上の「「出品」を押します。

「出品はじめかたガイド」が表示されます。

●「出品はじめ方ガイドの」の画面中央の「出品する」を押します。

「商品の出品」の画面が開きます。
 画面の指示に従い、各項目に必要事項を入力します。
 必要事項入力後、画面下段の「出品する」を押せば出品作業が終わります。

出品作業が終了すると次の画面が表示され、出品の確認と引き続いての出品ができます。

「マイページ」で確認する
マイページ画面では、出品した商品、売上金額など様々なユーザー情報の確認を行うことができます。

5 商品が売れたあと

商品が購入されると、メルカリから通知メールが届きます。
商品が売れた後の流れは以下の通りになります。

・購入されたら出品者に通知が届く
・購入者の支払いが完了した通知が届いたら、発送準備をする
・商品を発送する
・ショップ管理画面にて発送連絡を行う
・売上金が計上される

6 商品の発送

商品が売れて購入者からの支払い完了通知が届くと商品を発送します。
発送場所は、主に郵便局、ヤマト運輸営業所、コンビニの3つです。
商品の発送方法、料金などの詳細については次のリンクをご覧ください。

⇒ 発送手順、料金など

-「送料込み」と「着払い」―
 「商品の出品」画面で「送料込み」と「着払い」の選択ができますがそれぞれ次のメリット・デメリットがあり、注意が必要です。

 ◆「送料込み」は売れやすいが価格設定に注意
  購入者にとって買いやすいが、モノによっては商品価格が高くなり、利益が少なくなり
  赤字になる場合も生じる。

 ◆「着払い」は必ず利益が出るが、配送方法が限られる
  メルカリ便は着払いでは使えず、ゆうパック、ゆうパケット、宅急便、宅急便コンパクト、
  ヤマト便、飛脚宅配便などに限られる。

7 メルカリ利用の注意点

簡単に誰でも始められるメルカリですが、いくつか守らなければならないルールとマナーとともに注意が必要なポイントがあります。

商品写真はしっかり撮る
 写真は1枚だけでなく、側面や背面などさまざまな角度の写真を用意します。
 他のサイトからのダウンロード写真はNGで自分で撮ったものに限ります。
商品の説明は詳しく記載する
購入希望者が判断しやすいよう次のような細かい商品情報を入力します
・ブランド名
・商品名
・型番
・サイズ
などの他に、後々のトラブルを防ぐために、傷や汚れがある場合はその程度などを記載します。
●価格の設定はあまり高くしない
メルカリでは自分で自由に販売価格の設定ができますが、あまり高くしすぎると売るのが難しくなるので、類似品などの価格を調べてそれよりも若干抑えた価格が妥当です。
送料込みの価格設定を行う場合は、利益が出るような価格設定を行いましょう。
売れた後は丁寧でスムーズな対応を心掛ける
後々の取引もあることなので、お礼のメッセージを送信し、速やかに商品を発送しましょう。
発送は丁寧でしっかりと梱包する
発送は設定した日に行うのは当然として、梱包はそのまま段ボール箱に入れるのではなく、
ビニール袋で包んだり、緩衝材を入れるなど、商品に合わせて丁寧に行います。

―禁止されている出品物―
メルカリでは、次の品物は出品できません。

・電子チケットや電子クーポン、QRコードなどの電子データ
 ・ダウンロードコンテンツやデジタルコンテンツなどの電子データ
 ・偽ブランド品、正規品と確証のないもの
 ・知的財産権を侵害するもの
 ・盗品など不正な経路で入手した商品
 ・犯罪や違法行為に使用される可能性があるもの

などですが、禁止されている出品物は他にもあり詳細は次のリンクをご覧ください。

 ⇒ メルカリで禁止されている出品物

8 メルカリ利用についての全般的な確認

メルカリ利用における全般的な疑問点や詳細な利用説明についてはメルカリ公式サイトの
「ヘルプセンター」に細かく記載されているので、登録から出品に至るまでの各段階で詳しく知りたい場合は次のリンクでご確認ください。

⇒ メルカリヘルプセンター

9 まとめ

お店の片隅に棚ざらしになっている商品や倉庫で眠っている在庫品はいつかは処分する必要があります。
在庫処分することにより、これらを管理する手間が省け、新しい商品と入れ替えを行うこともできます。
在庫を処分する方法として、
 ・買取に出す
 ・フリマアプリやネットオークションに出品する
 ・リサイクルショップに持ち込む
・ゴミ処分業者に依頼する
がありますが、ただ同然で処分するよりは、インターネットが使える環境であればだれでも簡単にできるフリマサービスやオークションへ出品すれば利益も得ることができます。

ここでは、多くの方が利用している国内最大のフリマアプリと言われている「メルカリ」を紹介しました。

メルカリは、誰でも簡単に商品を売ったり買ったりできる国内最大のフリマサービスです。
出品はマニュアルに沿って進めてゆけばさほど難しいものではなく、初心者でも難なく出品することができます。
購入希望者に購入してもらえるようしっかりした商品写真と商品説明、適正な価格設定さえ行えばかなり高い確率で売ることができます。
まちの小さな小売店の方は、棚卸の時などに店の片隅に置き去りになっている商品などをフリマアプリやネットオークションなどに出品し、もう一度表に出したらどうでしょうか。