人気ネットショップへの出店・運用費用は?|Amazon、楽天市場、Yahooショッピングの費用

いま人気のネットショップ
Amazon
楽天市場
Yahooショッピング

について、最も気になる
・出店時の初期費用
・日々の運用時における固定費用
・月額システム使用料
・売上ロイヤリティ

などについて、それぞれの違いをまとめました。

1 Amazon

(1)出品プランと固定費  ⇒ Amazon出品プラン        

 小口出品と大口出品の二つのプランが用意されています。

 ①小口出品 100円/1商品  毎月49点まで販売する場合       

 ②大口出品 4,900円/月  毎月49点以上販売する場合

(2)販売手数料  ⇒ Amazonの販売手数料
商品別に販売手数料率と最低販売手数料が定められており、出品者は販売手数料または商品ごとの最低販売手数料のいずれか多い方を支払います。

①販売手数料率  大部分は6%~15%
 一部のブランド品は20%
 Amazonデバイス用アクセサリは45%

②最低販売手数料  大部分が30円
 本、CD、DVD、ビデオ、ゲームソフト、PCソフト、飲食料品はなし

③カテゴリー成約料  ⇒ カテゴリー成約料
メディア商品の販売については、小口出品および大口出品のいずれの場合も商品ごとにカテゴリー成約料を支払う必要があります。
 ・本、CD、DVD、ビデオ 80円~600円

④その他手数料
大量出品手数料、返金手数料があります。

(3) 配送料
商品を自社で発送するか、またはフルフィルメント by Amazon(FBA)を利用し、Amazonに発送をまかせてプライム配送特典を提供するかによって、配送料は変わります。

①フルフィルメント by Amazon(FBA) ⇒ FBAとは
出品者がAmazonのFBA倉庫と呼ばれる倉庫に商品を預けることができるサービスです。
Amazonフルフィルメントセンターに商品を納品すると、その注文の受注、梱包、発送、カスタマーサービス、返品対応のすべてをAmazonが代行します。
    ※FBAを使うためには、別途、セットアップが必要です。

〇FBAによる配送料 1個当り ⇒ FBAによる配送料
・小型サイズ   193円~288円
・標準サイズ   318円~603円
・大型サイズ   589円~1,756円
・特大大型サイズ 2,755円~5,625円

〇FBAによる在庫保管手数料
・1月~9月     小型・標準 5,160円  大型・特大型 4,370円
・10月~12月   小型・標準 9,170円  大型・特大型 7,760円
・服&ファッション小物、シューズ&バッグカテゴリーは別料金3.1円~5.5円程度

②自社発送                           ⇒ 自社発送
出品者が注文商品を配送する場合、Amazonはお客様が選択した商品カテゴリーと配送サービスに基づいて配送料を請求し、カートのフォームで出品者にその金額を付与します。

大口商品プランの出品者
独自の配送料を設定できます。
ただし、本、ミュージック、ビデオ、DVD商品は別で、国内で262円~356円程度

小口出品プランの出品者
すべての商品に対してAmazonが設定した配送料を適用します。

2 楽天市場

(1)出店プランと固定費 ⇒ 出店プラン

ショップの運営規模などにより、三つのプランが用意されています。

①がんばれ!プラン
初めてネットショップに出店する方を対象に、月額出店料を割安に設定したプランです。
・月額出店料(税別)   19,500円/月(年間一括払い)
・システム利用料(税別) 月間売上高の 3.5~7.0% 
・登録可能商品数    5,000商品 
・画像容量       500MBまで

②スタンダードプラン
 目標とする月商が約140万円以上を目指す方でランニングコストを割安に抑えたプランです。
・月額出店料(税別)   50,000円/月(半年ごとの2回分割払)
・システム利用料(税別) 月間売上高の 2.0~4.5%
・登録可能商品数    20,000商品
・画像容量       5GBまで 

③メガショッププラン
商品数や画像量が多く必要の方で登録可能商品数、画像容量が無制限なプランです。
・月額出店料(税別)   100,000/月(半年ごとの2回分割払)
・システム利用料(税別) 月間売上高の 2.0~4.5%
・登録可能商品数    無制限
・画像容量       無制限 

(2)全プラン共通の料金   ⇒ 共通料金

システムサービス利用料金、決済サービス利用料金が各プラン共通で必要になります。

①システムサービス利用料金
・楽天ポイント             楽天会員が購入した代金の通常1.0%
・モールにおける取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料(税別)
                     月間売上高の0.1%
・楽天スーパーアフィリエイト(税別)  アフィリエイトを経由した売上の2.6%~
・R-Messe(税別)           月額固定費:3,000円~
会話数に応じての従量課金

②決済サービス利用料金         
・楽天ペイ(楽天市場決済)利用料 月間決済高の2.5%~3.5% 

(3)配送                           

□楽天スーパーロジスティクス(RSL) ⇒ 楽天スーパーロジスティクス
商品の入荷から発送まで物流業務を一括して依頼できるサービスのことです。

 料金体系 → 在庫保管料+出荷作業料+配送料

 ※実際の運用には「見積フォーム」から見積依頼を行います。

 配送費は全国一律100サイズまで 380円

3 Yahooショッピング  

登録の際にかかる「初期費用」、毎月かかる固定費「月額システム利用料」、「売上ロイヤリティ」が無料です。 ⇒ Yahooショッピング費用

(1) 初期費用      無料

(2) 月額システム利用料   無料

(3) 売上ロイヤリティ 無料

(4) ストアポイント原資負担 1%~15%

(5) キャンペーン原資負担 1.5%は必須

(6) アフィリエイトパートナー報酬原資 1%~50%

(7) アフィリエイト手数料 アフィリエイトパートナー報酬原資の30%

4 まとめ

ネットショップへの出品・出店と日常のショップ運用に際しての費用について抽出しましたが、これからネットショップに参入を考えておられるまちの小売店の店主にとっては、何といってもYahooショッピングの初期費用、固定費無料に惹かれるものがありますが、ショップ運営はかかる経費の大小も出店において大切な要素ですが、自分の店の規模、扱う商品、顧客層などを勘案し、出店・出品のしやすさや後々のショップ運営のやりやすさなども考慮しておくことも大切です。果たして自分の店の商品がどの程度ネットショップで売れるのかを各社の最も安いプランなどで試験的にエントリーして試してみるのもいいかと思います。


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