「LINE公式アカウント」で集客を!|使い方や設定方法【初心者向け】

SNSを使っての集客の中でも、現在LINEを使っての集客が急速に注目を浴び始めています。
ここでは、数多くあるSNSプラットフォームの中でも今や9千万人に迫ろうかという圧倒的なユーザーを有するLINEを集客に活用するために必要な「LINE公式アカウント」について、

LINE公式アカウントとは
LINE公式アカウント作成の準備(登録)
LINE公式アカウントの作成
LINE公式アカウントへのログイン
LINE公式アカウントの基本設定
LINE公式アカウントの種類
LINE公式アカウントでできること
LINE公式アカウントの料金

などにより、初めての方でもLINE公式アカウントの導入・設定から活用方法までを学べるよう順番に解説しています。

1 LINE公式アカウントとは

「LINE公式アカウント」は「LINEビジネスアカウント」とも呼ばれ、一般の「LINEアカウント」に比べ、ビジネスに最適化されたLINEアカウントで、販促や顧客の集客などの幅広い目的に利用できるのが特徴です。

2023年10月、LINE公式アカウントは「LINEヤフー for Business」と改称しました。

「LINE公式アカウント」は一般の「LINEアカウント」に比べて何が違うのでしょうか。

(1) ターゲットを絞って、メッセージを送信できる

地域や性別など、特徴を持ったユーザーに絞ってメッセージを送信できます。

このことにより、次の利点が生まれます。

①メッセージの無駄打ちを減らして使用料金を節約することができる

LINE公式アカウントでは、送信するメッセージ量に応じて利用料が決まるので、メッセージのターゲットを絞ることで無駄なメッセージを減らして利用料を削減することができます。

②ブロック率を下げることができる

LINEは簡単に友達追加ができるのが人気になっていますが、その分自分に関係のない情報が頻繁に送られてくるとブロックされがちですが、必要なユーザーのみへのユーザーへの配信を行うことにより、ブロック率を低下させることができます。

(2) 自動応答機能を活用することができる

登録ユーザー数が増えてくると、一人一人のメッセージに対応する手間が大きくなり、次第に返答ができにくくなります。こんな時に公式アカウントに備わっている「自動応答機能」を活用することによりスムーズに対応することができます。

「自動応答機能」とは、ユーザーから送られてきたメッセージに対して、あらかじめ設定した返信内容を自動的に送信できる機能のことで、ユーザーから送られてきたメッセージの内容から特定のキーワードを割り出し、自動で回答できるものです。

便利な機能ではありますが、複雑な内容や特異な質問など、キーワードに当てはまらない内容については、自動返信できないものもあるので、手動と自動の併用がいいでしょう。

(3) リッチメニューを使うことができる

リッチメニューとは、トーク画面下部に大きく表示されるもので、ユーザーの視線を集めるため、使い方次第で大きな効果を生み出せる機能です。

一般的には、自社ホームページやECサイト、他のSNSへのリンクなどの設置が多く見受けられます。

(4) レポート・分析機能

分析機能に、メッセージの配信数や開封率、友だちの追加数ブロック数などのデータを見ることができる機能です。

2021年時点で、分析できる項目は次の10項目があります。

・ダッシュボード
・友だち
・メッセージ通数/メッセージ配信
・ステップ配信
・チャット
・タイムライン
・クーポン
・予約
・ショップカード
・プロフィール

(5) 外部のツールにより機能の拡張ができる

LINE拡張ツールとは新たに開発を必要とせず、LINE公式アカウントの機能を拡張できるサービスのことで、店舗における予約やモバイルオーダーをLINE公式アカウントで受付したり、チャットボットで自動応答することができるなど、多数のツールを導入することにより、LINE公式アカウントによる集客機能を大幅にアップさせることができます。

LINEマーケティングツールの一例としてとして、
“友だち”がそのまま顧客データベースに ~LINEを駆使し、友だちのファン化を促進~
をコンセプトにした「LOYCUS」をご紹介します。<広告>

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2 LINE公式アカウント作成の準備(登録)

ここでは、ビジネスに活用できる豊富な機能が利用可能な「ビジネスアカウント」によるLINE公式アカウントの開設を中心に進めてゆきます。

 LINE公式アカウントの開設にはいくつかのアプローチがありますが先ずは、先ずは次のLINE公式ホームページにアクセスします。

  【LINE公式アカウント-LINEヤフー for Business】
⇒  https://www.lycbiz.com/jp/service/line-official-account/

①「LINE公式アカウントをはじめる」をクリック
②「メールアドレスで登録」を選択
個人用LINEアカウントで登録を選択してもよい

     ↓  

④メールアドレスを入力し、「登録用のリンクを送信」をクリック
⑤登録したメールに[LINEビジネスID] 登録用リンクが送信され、「登録に進む」をクリックする。

                    ↓                    

  ⑥登録用画面から名前とパスワードを入力し、登録をクリックする。

                      ↓

⑦確認画面から名前、アドレス、パスワードを確認し、よければ「登録」をクリック

                    ↓

 登録が終わると「LINE公式アカウントの作成」の画面に進みます。 

3 LINE公式アカウントの作成

「LINE公式アカウント作成」画面で次の項目を入力します。

(1)ログイン情報
・ユーザー名
・サービス対象国・地域 

(2)アカウント情報
・アカウント名
・メールアドレス
・会社・事業者の所在国・地域
・会社・事業者名
・業種
・運用目的(複数選択可)
・主な使い方

(3)LINE公式アカウント規約を確認し同意する

(4)登録

登録情報を確認し「完了」ボタンクリックでLINE公式アカウントが作成される。

4 LINE公式アカウントへのログイン

 LINE公式アカウントが作成されたらログインし、管理画面から基本情報を登録します。

LINE公式アカウントへのログインにはいくつかのアプローチがありますが、次のLINE公式ホームページにアクセスします。

 【管理画面ログイン-LINEヤフー for Business】 
⇒ https://www.lycbiz.com/jp/login/

「管理画面にログイン」を選択

                     

                  ↓ 

「ビジネスアカウント」でログイン」を選択

                  ↓ 

アカウント情報を入力しログイン

                    ↓ 

アカウントリストが表示される
 ④表示されたアカウントリストをクリック

                     ↓
 LINE公式アカウント「管理画面」が表示されます。 

LINE公式アカウント「管理画面」

5 LINE公式アカウントの基本設定

 LINE公式アカウントを開設後、活用を始めるために基本設定を行います。

 基本設定は「管理画面」から次の項目の設定を行います。

(1)基本情報の登録(アカウントの設定)

企業や店舗に関連するさまざまな情報を登録することができます。

①基本設定
アカウント名、アカウント名の下に表示されるステータスメッセージ、プロフィール画像の確認・変更が行えます。

②情報の公開
認証済アカウントの申請やLINEの検索画面への表示設定、店舗の位置情報の登録が行えます。

③機能の利用
トークへの参加、写真や動画の受け取り、LINE VOOM関連機能などの設定が行えます。

④アカウント情報
プランやベーシックID情報の確認、アカウントの運用目的の設定、LINE公式アカウントの削除が行えます。

■基本情報の登録(アカウントの設定)の詳細
⇒ https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/account-settings_basic/

(2) 「プロフィール」の設定
プロフィールは、ユーザーが友だち追加する際に必ず表示される画面で、営業時間や住所などの基本情報が掲載可能で、Webサイトのトップページのような役割を担っています。

■プロフィール設定方法など詳細
 ⇒https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/profile/ 

(3) 「あいさつメッセージ」の設定
「あいさつメッセージ」は、ユーザーがLINE公式アカウントを友だちとして追加、もしくはブロックを解除した際に自動的に送られる1通目のメッセージのことです。
友だち追加してくれたことへのお礼や、どのようなメッセージを配信するアカウントかなど、LINE公式アカウントの紹介文を登録します。

あいさつメッセージ設定方法など詳細 
 ⇒ https://www.linebiz.com/jp/column/technique/aisatsu-message/

(4)メッセージ配信
テキストや画像、スタンプだけではなく、視覚的にも分かりやすい訴求ができる「リッチメッセージ」、複数の画像をカルーセルで表示させることができる「カードタイプメッセージ」などがあります。

■メッセージ配信の作成方法など
 ⇒ https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/broadcast/

6 LINE公式アカウントの種類

LINE公式アカウントには、「未認証アカウント」と「認証済アカウント」の2種類があります。

(1) 認証済みアカウントのメリット

■「認証済アカウント」とは?
 ⇒ https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/verified-account/

①青色のバッジがつきLINEアプリ内の検索対象になる
LINEアプリ内の「友だち」検索結果に表示されるようになり、新たな流入が見込めます。

②LINEのキャラクター入り販促用ポスターをダウンロードできる
LINEのキャラクター入り店舗用ポスターをダウンロードできます。店舗などに掲示して友だち追加を促進することができます。

③請求書決済が利用できる
株式会社ラクーンが運営するBtoB掛売り・請求書決済サービス「Paid」を利用できます。

④「友だち追加広告」が利用できる
LINE上に表示される友だち追加を案内する広告「友だち追加広告」をLINE公式アカウントの管理画面から出稿できます。

(2) 認証済みアカウントの申請方法

認証済アカウント」の申請は、LINE公式アカウントの開設時、もしくは管理画面から申請を行うことができます。
認証済アカウントの開設には審査が必要で、開設できないサービス・業種があります。

■認証済みアカウントの申請方法
 ⇒ https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20190726/

7 LINE公式アカウントでできること

LINE公式アカウントには、企業・店舗への集客やキャンペーンの実施、LINE上で管理できるクーポンやショップカードの設定など、数多くの基本機能があります。

(1) メッセージ配信
企業・店舗のアカウントを友だちとして追加してくれたユーザーに対し、直接メッセージを送ることができます。新商品の情報やキャンペーン情報など、ユーザーにとってメリットのあるメッセージを送ることで店舗・Webサイトへの集客や商品購入につなげることができます。

■LINEメッセージ配信の方法など詳細
 ⇒ https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20180426-02/

(2) LINEチャット
ユーザーと1対1でやりとりができるチャット機能です。時間や場所を問わずにユーザーからの問い合わせ対応や、予約を受け付けることができ、電話の代わりとしても活用できます。

■LINEチャットの使い方など詳細
 ⇒ https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20190830/

(3) LINEコール
ユーザーからLINE公式アカウントに無料で音声通話やビデオ通話ができる機能です。
チャットではユーザーからの問い合わせが解決できない場合や、急ぎの予約変更が発生した際などに活用します。

■LINEコールの設定方法など詳細
 ⇒ https://www.linebiz.com/jp/column/service-information/20200701/

(4) 応答メッセージ/AI応答メッセージ
ユーザーからチャットで送られてきたメッセージに対して、返信対応を自動化する機能が「応答メッセージ」と「AI応答メッセージ」です。接客中のほか、営業時間外や定休日などでもユーザーを待たせることなく簡易的な対応が可能なため、特に飲食店や美容院、宿泊施設や各種教室などで効果的に利用できます。

「応答メッセージ」とは、友だちからチャットで話しかけられた際に自動で送信されるメッセージのことです。友だちから送られたメッセージに含まれる「キーワード」に対して、どのような「内容」を返信するかを管理画面上で設定できます。

一方、「AI応答メッセージ」は、友だちからチャットで話しかけられた内容をAIが判別し、適切なメッセージを自動返信する機能です。応答メッセージのように事前にキーワードや返信内容を設定する必要はありません。

■応答メッセージ/AI応答メッセージの詳細
 ⇒ https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20191128/

(5) リッチメッセージ
画像やテキスト情報を一つのビジュアルにまとめ、簡潔で分かりやすく訴求できる機能です。テキストだけでは分かりにくい商品やキャンペーンの情報でも、画像と一緒に端的に伝えることができます。

■リッチメッセージの作成方法など詳細
 ⇒ https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20180918-01/

(6) リッチメニュー
トーク画面にユーザーが訪れた際、画面下部に固定で表示されるメニューです。メニュー内をタップすると、外部サイトやクーポン、ショップカードへの誘導や事前に設定したキーワードの送信などを促すことができます。

■リッチメニューの活用方法など詳細
 ⇒ https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20180731-01/

(7) カードタイプメッセージ
複数の画像をまとめて配信できるのが「カードタイプメッセージ」です。
設定した画像をカルーセルでスライドさせながら閲覧できるため、複数の商品や情報をまとめて提示したい時に適しています。


■カードタイプメッセージの活用方法など詳細
 ⇒ https://lme.jp/media/line/card-message/

(8) LINE VOOM(旧タイムライン)
LINEのトークリスト以外に、LINE VOOMにも投稿することができます。
投稿された情報は、フォロワーがメッセージやLINE VOOM上で「共有」することで、フォロワーになっていないユーザーでも閲覧可能です。友だち数以上の認知拡大が期待できるほか、メッセージ配信とは異なり従量課金の対象にもなりません。

■LINE VOOMの詳細
 ⇒ https://guide.line.me/ja/linevoom/

 (9) ショップカード
従来の紙のポイントカードと同様に、来店や商品購入の特典として付与するポイントを、LINE公式アカウントで発行・管理できる機能です。
ユーザーはポイントを貯めると、設定した特典と交換することができるようになります。

■ショップカードの活用方法など詳細
 ⇒ https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20190627-01/

(10) クーポン
クーポンは、友だちに対して、企業や店舗が自分たちの商品やサービスを利用してもらうために配信するものです。
作成したクーポンはLINE上で使用でき、メッセージ配信やLINE VOOMなどでの投稿が可能です。

■クーポンの使い方など詳細 
 ⇒ https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20190926/

(11) 友だち追加広告
LINE広告で提供している配信機能「友だち追加」を、LINE公式アカウントのWeb版管理画面から簡単に出稿することができます。

 ■友だち追加広告の活用方法など詳細
  ⇒ https://lme.jp/media/line/friend-ads/

(12)「プロフィール」掲載
企業や店舗の基本情報などが掲載できます。

(13) ステップ配信
あらかじめ設定した開始条件に合致する友だちに対し、複数のメッセージを自動で配信できます。
■ステップ配信の詳細
 ⇒ https://line-sm.com/blog/line_official_step/

8 LINE公式アカウントの料金

LINE公式アカウントでは、フリープラン、ライトプラン、スタンダープランの3つの料金プランがあります。
それぞれの月額料金と適用は次の通りです。

※1 メッセージ通数は送付人数×メッセージ通数でカウントされます。1通あたり3吹き出しまで送付できます。

※2  追加メッセージの単価は配信数によって異なります。詳細はこちらからご確認ください。

■料金プランの詳細
 ⇒ https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/plan/

9 まとめ

ここまで「LINE公式アカウント」の概要、設定方法、各機能などについて、LINE公式アカウントのホームページから抜粋して書いてきましたが、日本の人口の約70%、9,300万人という膨大なユーザー数を誇るLINEの中で、「公式アカウント」と呼ばれる集客のために特化した機能を持たせたビジネスアカウントには、
 ・メッセージ配信 ・ショップカード ・クーポン ・チャット ・LINEコール ・スター ・リッチメニューなどの便利な機能を揃え、さらに

・豊富なメッセージテンプレート ・ステップ配信 ・自動応答 ・オーディエンス配信 ・リサーチ ・分析 ・友だち追加広告 ・LINE VOOM
などの便利な支援機能も充実しています。
数あるSNSの中で、お客さんに最も選ばれて高い開封率を誇るLINEは、ことお店などの集客に関しては他のSNSを圧倒するほどの強力な集客ツールであることは間違いのないところです。

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