現在、国内の利用者が9千万人にも上ると言われているSNSの中でも圧倒的なユーザー数を誇るLINEのサービスを使ったLINE広告についてその特長、効果、費用とLINE広告の始め方などについてまとめました。
スマホの普及とともに、多くの人々がSNSに夢中になっている中で、まちの小売店などは自分の店や扱う商品の宣伝・広告にSNSを活用するのは、当然のことになってきています。
これまでの手間と費用がかかる宣伝の方法から大きな集客効果を出すSNSのサービスによる宣伝・広告を導入したらいかがでしょうか。
今、世の中に出ているSNSサービスは、
①LINE
②Instagram
③Facebook
④Twitter
⑤TikTok
⑥YouTube
があります。
これらの中で、LINEのサービスを使ったLINE広告について触れてゆきます。
目次
1 LINE広告の特長とメリット
LINE広告の特長・強みは次の点があります。
(1) 他のSNSに比べてユーザー数が圧倒的に多い。
2022年度末におけるSNSのユーザー数は下図の通りです。

LINEは最近急速に視聴者数が伸びているYou tubeを2300万人引き離し、圧倒的なユーザー数を誇っています。
ユーザー数が多いということは、単純に考えても、より多くの人々に広告を届けることができるということになります。
(2) ターゲットを絞ってピンポイントで広告を配信できる
LINE広告では、圧倒的な数のユーザーに対して、LINE上の登録情報や行動履歴、顧客情報など様々な切り口でターゲットを絞った(ターゲティング)広告配信が可能です。
これが他のSNS広告と比べて最も有利な際立った広告配信方法です。
ターゲティングは、
・年齢・性別・地域やユーザーの興味関心、行動データなど多岐に渡り、商品ごとに広告配信をピンポイントに行うことができます。
これまでやみくもにチラシをポスティングしていたのと比べれば、はるかに効率的で対費用効果の上がる宣伝・広告の方法になります。
LINE広告の「ターゲティング」の詳細については、次のリンクをご覧下さい。
⇒ https://www.linebiz.com/jp/column/technique/targeting/
2 LINE広告のデメリット
LINE広告は他のSNSに比べ、次のようなデメリットがあります。
(1)拡散力が小さい
他のSNSのように「いいね」やリツイートの機能がなく、広告を配信したユーザーしか見ることができないので、多方面への拡散力がほぼありません。
(2)広告の審査が厳しい
LINE広告の審査基準が他のSNSなどに比べて厳しいことから広告の配信まで数日要することや配信されない場合があります。
3 LINE広告にかかる費用
LINE広告はオークション形式で表示される広告が決まる運用型広告であるため、特に決まった費用や利用料金はありません。
広告がユーザーに表示されるまでの流れは次のようになります。

LINE広告は低予算からの利用も可能ですが、オークションに勝って広告を表示されるには、一定額の予算が必要になります。
LINE広告では主に次の3つの課金システムを導入しています。
①クリック課金
ユーザーが広告を実際にクリックすると費用が発生します。
②インプレッション課金
ユーザーの画面上に広告が完全に表示されると料金が発生します。
③友だち追加ごとに課金
広告を通じてLINE公式アカウントに友だち追加されると費用が発生する課金方式です。
LINE広告にかかる費用に関する詳細は次の「LINE広告費用ガイド」をご覧下さい。
⇒ https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20221101/
4LINE広告をはじめる
LINE広告をはじめるには、あらかじめLINE公式アカウントの開設(無料)が必要です。
ここではLINE公式ホームページからLINE広告アカウント作成までの手順をまとめました。
LINE公式アカウントを開設していない場合は先ず、下記のリンクからLINE公式アカウント(ビジネスアカウント)を開設します。
次のLINE公式ページにアクセスします。
⇒ https://www.linebiz.com/jp/signup/
↓

上図の「LINE広告をはじめる」をクリックします。
↓

ここでも「LINE広告をはじめる」をクリックします。
↓

「アカウントをお持ちの場合はログイン」をクリックします
※「LINE公式アカウント」を設定していない場合は、「メールアドレスで登録」から、「LINE公式アカウント」の設定を行います。
↓

「ビジネスアカウントでログイン」をクリックします。
↓

LINE公式アカウント(ビジネスアカウント)設定時のメールアドレス、パスワードを入力し、ログインします。
↓

「広告アカウント」をクリックします。
↓

「新しい広告アカウントを作成」をクリックします。
↓
次の「広告アカウント作成」の画面が開きます。
↓
①請求先情報


次の各項目を入力します。
・ビジネスタイプ
法人Or 個人事業主
・法人の場合は法人番号
・代表電話番号
・担当者名
・担当者の部署名
・担当者の電話番号
・メールアドレス
・請求先名
②広告主情報

次の各項目を入力します。
・広告主正式名称
・広告主のウエブサイトのURL
③商材情報

次の各項目を入力します。
・カテゴリ
「カテゴリを選択」を「クリックし、選択
・LINE公式アカウントのベーシックID/プレミアムIDを入力
④基本情報

次の項目を入力します。
・広告アカウント名を入力
広告アカウントの表示名(任意の名前)を入力
最後に「作成する」をクリックします。
↓
これで「LINE広告アカウント」が作成されます。
LINE広告アカウント作成後の運用や費用等の詳細については、下記のリンクをはじめとして多くのLINE公式ホームページなどに詳しく書かれていますのでそちらを参照して下さい。
参考 ⇒ https://www.linebiz.com/jp/service/line-ads/
5 まとめ
チラシの新聞への折込やポスティングしている店の広告はそれなりの効果はありますが、多額の費用と決して少なくない手間が必要になります。
SNSのなかでも圧倒的なユーザー数を誇るLINEに備わっている広告配信機能によるLINE広告配信はこれまでの紙ベースの広告配布に比べて驚く程手間いらずで、訴求効果も絶大でやりようによっては対費用効果も大いに期待できます。
まちの小売店は、しばらくはLINE広告と紙ベースとの併用で様子を見てみるのも一つの手だと思います。
コメントを残す