まちの小売店はメルマガの活用を!|作成と配信方法など

まちの小売店にとっての広告・宣伝はチラシやDM(ダイレクトメール)はまだまだその主役の位置を占めています。

しかし、チラシは枚数によってはそれなりの費用と手間がかかります。DMはメール文作成、封入、郵送の手間、郵送料が必要になります。

   DMの情報についてはこちら ⇒ その商品が欲しくなるDMとは?

これらをメルマガとして、特定の顧客に送るようにすれば費用と手間を大幅に削減することができるかもしれません。また、DMにはないメール独特の顧客とのコミュニケーションを図ることもできます。

SNSの発達が著しい現代において、メルマガはもはや時代遅れと言われていますが、多くの人が日常的にメールのやり取りを行っているように、まちの小売店も自店の広告・宣伝にメールを応用したメルマガを活用したらいかがでしょうか。

ここでは、まちの小売店が顧客にメルマガ(メールマガジン)を配信する方法とメルマガの特長、配信方法、配信での注意点などをまとめました。

1メルマガとは?

メルマガとは「メールマガジン」の略称で、自店の広告やセール、イベントなどをE-mailによって登録された特定の顧客に随時配信するものです。

メルマガの配信形式にはテキスト形式とHTML形式があります。

テキスト形式は主に文字だけで構成されたメルマガです。

専門知識がなくても通常のメール作成と同じ感覚で簡単に作成できますが、多くの画像を使ったインパクトのあるメールは作成できません。

HTML形式はWebページの記述言語により作成されたメルマガです。

テキストの装飾や画像の配置など、Webページのようなメルマガを作成することができますが、特別の専門知識が必要になります。

まちの小売店にとってのメルマガ作成は当面、専門知識がなくても通常のメール作成と同じ感覚で簡単に作成できるテキスト形式で始めるのがいいでしょう。

よく似たメールとして、ステップメールがあります。
ステップメールとは、あらかじめ配信回数とメールの内容、配信スケジュールを決めておき、自店の紹介、新商品の案内、イベント案内など指定した順序・タイミングで送信するものになります。

2 メルマガの内容

まちの小売店のメルマガの内容としては、

 ・自店の情報
 ・新しい商品の案内
 ・イベント、セールの案内

などの情報を記載し、顧客への購買意欲を促します。

まちの小売店のメルマガは、当面はテキスト形式で作成し、文字の装飾、イラストや写真などをJPEG形式で大きさを調整しながら配置するようなかたちで配信すればいいでしょう。

◇メルマガは長い文章はNG!

・何もかもと盛り込んだ長い文章では、最後まで読んでもらえず逆効果になります。

・1回のメルマガの内容はお店の今回特に訴求したい内容に絞り込み、文章を少なめにして装飾やイラストでアピールすることが大切です。

3 配信相手と配信内容

顧客リストの中からメールアドレスを登録してもらっている顧客がメルマガ配信相手になります。

キャンペーンやセールス期間中に来店してくれたお客さんにはメールアドレスの登録をお願いし、顧客リストに追加します。

顧客リストは、住所、氏名、連絡先などの他に

 ・買った商品
 ・来店日時
 ・再来店の有無
 ・常連のお客さん

などを記録しておき、お客さんの来店状況、購買状況など各種種別ごとに整理しておき、後のメルマガ配信の資料とします。

メールの内容としては来店されたお客さん別に

〇新規のお客さん
 お店と商品全体の情報

〇再来店、常連のお客さん
 イベント、セールの案内

などの内容となります。

◇配信相手には同意を得る

メルマガ配信では、特定電子メール法や個人情報保護法についての配慮が必要です。

・配信については相手にあらかじめ同意を得ることが必要です。

配信を停止することができる機能を用意しておきます。

4 配信方法

まちの小売店のメルマガの配信方法としては、通常のメールソフトによる送信が主になります。

専用のメール配信システムがありますが、大量一斉送信の必要があまりないまちの小売店では、outlookなどの汎用メールソフトによるのが手軽なメルマガ配信方法と言えます。

◇「BCC」で一斉送信

メールの送信では「宛先(TO)」の下に「CC」・「BCC」という項目があります。

メルマガの送信は通常一斉送信を行います。

一斉送信する場合は、「CC」と「BCC」の二通りの送信方法がありますが、「CC」は、受信者に他の受信者のメールアドレスが表示されるので、後々問題になるケースがあるので、必ず「BCC」で送信するようにします。

「TO」とは
「このメールはあなただけ宛てに送っています」の意味
 個人1人に送る

・「CC」とは
 「TOに送ったが、あなた方も見てください!」との意味で、情報を共有する場合 
  受信者には、他の受信者のメールアドレスが表示される

・「BCC」とは
他の受信者にアドレスが見えないように連絡する場合
BCCの受信者は、他の受信者に表示されない

◇メーリングリストを作成しての一斉送信が便利

一斉送信するにはメーリングリストを作成しておきます。

メーリングリストは送信数が少なければEXCELなどでメールアドレスのデータベースを作っておき、これらをコピー&ペーストで「BCC」欄に入力すればいいですが、送信者数が百件を超えるとこの手間が大変になります。

送信件数が多くなった場合などにメールアドレスの入力手間を省くのには、outlookでメーリングリストを作成し、一斉送信する方法が最も手軽な方法です。

outlookでのメーリングリスト作成の詳細は次のリンクをご覧ください。

 ⇒outlookでのメーリングリスト作成方法等

メルマガ作成・配信に便利なサービス

メルマガの作成や配信はまちの小売店にとっては結構手間のかかる作業になります。

このような時頼りになるサービスが
メルマガ・ステップメール配信ASPシステム【オートビズ】です。

【オートビズ】ではメルマガ配信の他にメルマガ用の・フォーム作成・デザインテンプレート・スマホ対応のメルマガ作成など、メルマガ作成、配信に必要な機能が揃っており、このツール一つで見栄えのよいメルマガの作成と面倒な配信がすべて行えるという優れものです。

<オートビズ利用料金>

 3,520円/月(配信数1万通/月)~

オートビズの詳細は下記のリンクでご確認ください。

 ⇒ メルマガ始めるなら【オートビズ】

6 まとめ

メルマガは、まちの小売店にとってこれまでのチラシやDMに加え、第三の広告・宣伝用ツールとして活用できる手段になります。

チラシやDMに比べかかる費用と手間を大きく削減することができるとともに、メールならではのコミュニケーションツールとして顧客との距離感を縮めることもでき、関係性を強化することもできます。

また、メルマガはそれぞれの顧客に合った内容での配信が可能で、これが他の広告媒体にはないメリットでもあります。

一方で、いわゆる開封率でいうと、DMに比べて劣るということが言われています。

今の時代、長文の文章はほとんど最後まで読まれません。

メルマガ作成のポイントは、文章を短くして、いかにインパクトある内容にするかにかかっています。

        

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