Facebookに「チェックイン」という機能があるのをご存知かと思いますが、これをうまく使うことでお店にお客さんを呼ぶことができます。
以下にまちの小売店や飲食店でのFacebookの「チェックイン」機能を使った集客方法などを説明します。

Facebookは世界で23億7,500万人が使用しており、日本でも2000万人近い人たちが利用している巨大SNSです。

お店に来たお客さんにお願いしてFacebookの「チェックイン」機能を使って、お店の情報を拡散してもらい、そのお店の集客に協力してもらおうというものです。

１お店に来たお客さんに「チェックイン」してもらう

(1)「チェックイン」とは

　Facebookの「チェックイン」機能は自動で自分がいる地図と場所が表示されることにより自分の位置情報を友達などに知らせることができる機能で、お気に入りのお店やスポットなどにチェックインして、その場所を友達などに紹介することができます。

あるお店に行った時にその人が特に気に入って、それを誰かにに伝えたいと思ったことがどなたでももあるかと思いますが、こんな時に Facebookの「チェックイン」を活用し、多くの人にそのお店の魅力・雰囲気・場所を伝えることができます。

ここでは、Facebookの「チェックイン」機能の活用による集客方法について解説します。

(2)「チェックイン」の方法

Facebookのチェックインはパソコン・スマホどちらでもできますが、今回はパソコンでの方法を説明します。スマホでも大きく変わりません。

①自分のFacebookページにログインし、投稿の新規作成を選びます。その後、画像の赤枠部分の「チェックイン」のマークを選択します。

②チェックインボタンを押すと自動的に近隣の候補が表示されるますので、今いる店やこれから行きたい店など選択します。

選択したスポットの地図が表示されるので、画像の赤枠部分を使って友達など公開範囲を設定し、お店の魅力や雰囲気、商品の特長、おすすめなどを入力し、投稿ボタンを押します。

投稿ボタンを押すと「○○さんが□□にいます」と友達に拡散させることができます、

2　お客さんに「チェックイン」をお願いする。

費用をかけずに店の宣伝を行う最も効率的な方法は「口コミ」です。

店側は、この「口コミ」をお店に来てくれたお客さんにFacebookの「チェックイン」機能によって意図的に拡散してもらいます。

Facebookをやっている人は、おそらく５０人を超える友達がいると思います。店に来てくれたお客さんがFacebookのチェックインを使ってその店の情報を流せば、友達から友達へとまとまった数で瞬く間にその情報が拡散されてゆきます。

お店側としては、大した広告費をかけなくても自然発生的に店の宣伝ができるのです。

(1) 店に来てくれた客さんに「チェックイン」をお願いする。

　先の「 チェックイン」 のテキスト入力時にお店の情報として次の内容と写真を添付した入力を依頼します。

　　・店の雰囲気、商品などの店の特長　

　　・キャンペーン、セールの情報、おすすめ品

(2)「チェックイン」してくれたお客さんへの特典を用意する。

　よほどの常連さんでない限り、店側がお願いしてもはじめてのお客さんは「チェックイン」は面倒がってしてくれません。

　そこで店側として、「チェックイン」してくれたお客さんに対して次の特典を用意します。

　　・多少の値引きをする。

　　・ちょっとしたプレゼントを差し上げる。

　　・飲食店であれば一品サービスする。

など、お客さんが心よくチェックインしてもらえるようなサービスを用意しておきます。

3 自分の店の「Facebook」を用意しておく。

自分の店に来てくれたお客さんに「チェックイン」してもらい、お客さんの友達に拡散されたところで、自分の店の情報が何もないのでは、これを見た人はもう一つ信用してくれず、行こうとは思いません。

せっかくの「チェックイン」機能は生きて来ないのです。

そこで、自分の店の情報を発信するために、Facebookのページを用意します。

Facebookのページには、自分の店がどのような店なのかどなたにもひと目でわかるように、

　・売っている商品

　・店の雰囲気

　・セール、キャンペーンなどの催し

などを写真付きで載せます。

そうすることにより、自分の店の情報がお客さんの友達にも知られるようになり、チェックインの機能が大いに発揮されることになります。

4 まとめ

店の宣伝は経費をかけても目に見える効果が現れにくいものです。

ここでは、自分の店に来てくれたお客さんにお願いして店の情報を拡散してもらう方法を書きましたが、これはあくまでもお願いであって無理強いすると返って逆効果になるということを念頭においておかなければなりません。

しかし、これが成功すると、店側は何もしなくても集客できるという思わぬ効果が発揮できます。

これまで、様々な集客方法を試してきたが効果が今ひとつ言う場合、一度試してみたらいかがでしょうか。