京都錦市場では京都錦小路まちづくり合同会社と京都錦市場商店街振興組合が「VR(仮想現実)」を活用した通販サイト「京の台所ドットコム」を開設しました。
「京の台所ドットコム」では、商店街の様子を全方位にわたって見ることができ、24時間365日お店で買い物をするように商店街を歩くような気分で、お店や商品を見ることができます。
そこで気になる店が見つかればその店を選んで表示されるURLをクリックし、食料品店の商品や土産物などを購入できるぺージに進むというものです。
下記のリンクから VR(仮想現実) を体験してみてください
最近では「バーチャルショップ」としてVRを活用して、オンラインショップに進出しているところも出てきています。実店舗に行かなくても店の雰囲気や商品を臨場感をもってリアルに感じることができます。今後 「バーチャルショップ」 は爆発的に普及しそうな気がします。
錦商店街は京都市内の目抜き通り「四条通り」の1本北に位置し、錦小路通の寺町から高倉まで東西390メートルわたる「京の台所」と言われる400年の歴史を持つ伝統ある商店街です。
商店街振興組合に属する店は約126店舗、狭い通りの両側に様々な商品を扱う商店が軒を連ねています。鮮魚をはじめ生鮮食品や加工食品、京料理の食材など他では目にできない珍しい食材、京都が育ててきた独特の食文化、専門家だから教えてくれる知識。なんでも揃う「京の台所 錦」として料亭、旅館等業務用をはじめ、地元の方で賑わい、現在では、多くの観光客や修学旅行生が訪れる活気のある観光名所としても賑わっています。

錦市場は、京都の中でも インバウンド比率が非常に高い商店街 で、特にアジア圏(台湾・香港・中国・韓国)と欧米圏の観光客が多く、「京都の食文化を一度に体験できる場所」として定着しています。
インバウンドに強い理由として、次の理由が挙げられます。
①アクセスが良い
四条河原町エリアの中心で、観光導線に自然に組み込まれる。
②“京都らしさ”が一気に味わえる
京野菜、漬物、生麩、湯葉、和菓子、包丁など、「京都の食文化のショーケース」 として魅力が強い。
③写真映えする
アーケードの雰囲気、色鮮やかな食材、店頭のディスプレイなど、SNS投稿との相性が抜群。
④多言語対応が進んでいる
英語・中国語のメニュー、キャッシュレス対応、店頭サインの多言語化、など、店舗ごとに工夫進んでいる。
一方で、押し寄せるインバウンドに対し、古くからのファンや地元の人から見たときに眉をひそめたくなるような次のような現象が起きており、「もう行かない」という多くのファンも現実にはいるようです。
①混雑が尋常ではない
ピーク時は歩行困難レベルで、地元客が利用しづらいという声が多くある。
②食べ歩きが京都の風情に合わない
観光客のマナー問題が増え、商店街として「歩き食べ禁止」を明確化する必要に迫られている。
③情報が分散されており、商店街の特徴がわかりづらい
公式サイト・Google Maps・SNS・旅行サイトなど、情報がバラバラで、統一的なブランド発信力が弱い。
このように錦商店街は古くからのブランドを守ることと、押し寄せるインバウンドのはざまで今後どのような方向性を打ち出してゆくのかの岐路に立っています。

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