商売をしていく上での効率のよい集客方法の決め手はより正確なターゲットの選定とそれに応じた的確な広告・宣伝です。
ターゲットが不明確だと広告物などのPRがあなたのお店や商品に興味のない人たちに届いている可能性が限りなく高くなり、来店の見込みのないない人たちにも多くの経費をかけてアピールしていることになります。
効果的な集客を行うには、自分の店に来てくれるお客さんはどこにいて、何を欲しがっていているのかをできるだけ正確に掴むことが近道になります。
ここでは、まちの小売店にとってのこのような
・ターゲットの選定方法
・やターゲットに応じた効果的な広告・宣伝方法
などについて簡単に解説します。
関連情報 ⇒ まちの小売店の効果的な宣伝・広告とは?|その方法と内容
目次
1 どの程度の区域(商圏)の人に来店してもらえるか
自分の店への来店が見込める範囲「商圏」はどの程度のものか
扱っている商品やライバル店の有無などによっても変わってきます。
使用頻度や買い替えの少ない高価なものやものについては特別に商圏を意識する必要はないといえますが、日常使用頻度の高い日用品、食料品、普段着の洋品類等を扱う店舗の商圏は狭くなり、ご近所の住民の方々が中心になるので、チラシやポスティングが有効な手段になります。
したがって、このような狭い商圏のまちの小売店は、遠く離れた商圏外にアプローチしてもほとんど来店が見込めないということになります。
2 あなたのお店の商品を欲しがっている人とは?
あなたのお店の商品を欲しがっている人「ターゲット」とはどのような人たちなのか
いわゆる「ペルソナ」設定です。
「ペルソナ」設定は、性別、年齢、年収、仕事、家族構成、趣味、嗜好などさらに休日の過ごし方、好きな食べ物など細かく設定すればするほど「ターゲット」が明確になってゆきます。
どのような手段で「ペルソナ」情報を集めるのかがカギになりますが、まちの小売店にとってこれが最も厄介な作業になります。
一つの方法として、個別アンケートの方法があります。
アンケート用紙をポスティングし、アンケートに応えてくれた人にはクーポン券の進呈などの特典をするなどして、ひたすら情報を集めるしかありません。
3 どのような方法で宣伝するのか
商圏と目指すターゲットが決まったらどのような方法で自分の店と商品を宣伝して行けばいいのでしょうか。
最近ではインターネットを活用したオンライン広告やSNSを利用した広告宣伝が急速に増えてきましたが、ここではまちの小売店の集客に絞っているのでこれまでからなじみの深いオフラインによるこれまでの手法について述べてゆきます。
一般的にまちの小売店の宣伝・広告方法としてこれまでから次の方法が取られています。
①チラシを配布する
②DM(ダイレクトメッセージ)を送付する
③看板でアピールする
④セールを開催する
ひとつづつ説明します。
①チラシを配布する
いわゆる「ポスティング」という方法で、手間がかかりますが見てもらえるという点では確実性の高い方法です。
チラシの内容にはターゲットに合わせて訴求力の高いものにします。
・商品の情報を写真とともに掲載
・目を引くキャッチコピーや目玉商品を載せる
・できれば来店時に使えるクーポンを付ける
②DM(ダイレクトメッセージ)を送付する
DMは不特定多数の相手にするチラシやポスティングなどと違い、すでに接点のある顧客に対し行うもので、リピーターの確保など一定の効果は見込めます。
DM発送でのポイントとしては次の点が挙げられます。
・イベントやセールのタイミングに合わせて発送する
・クーポンや割引などの特典を付与してDMを受け取った人への特別感を出す
・顧客名簿や顧客リストを活用し、しばらく来店していない休眠客を掘り起こす
などがありますが、少々費用が嵩むのがデメリットになります。
③看板、のぼりで店をアピールする
どんなに魅力的な店であっても道行く人にとって、外から店の中や商品が見えにくかったら知らない人は店に入りにくくなります。
道行く不特定多数の人たちに自分の店の特徴やイチオシの商品、セールの情報などをアピールするには看板やのぼりを店の前の人目につきやすいところに設置することをお勧めします。
看板やのぼりの設置についての注意点としては次の点が挙げられます。
・設置場所は自分の店の敷地内に設置しないと公道上への設置は道路管理者や警察の許可が必要
な場合があります。
・看板やのぼりの内容は一目でわかるような大胆なキャッチコピーなどを配して、立ち止まら
なくてもわかる内容にする
などがあります。
④セールを開催する
セールの開催は競合店に対し、明らかに差をつけることができる強力な手法で、店の認知度を上げたり新規顧客やリピーターの確保にも大きな役割を果たします。
セールは自分の店の商圏やターゲットに合わせた次のような方法が効果的です。
・洋品店であれば季節替わりやイベントに合わせた時期に行う
・食料品店ではタイムセールや日替わりセール
・サラリーマンも顧客に合わせて平日の夕方でのタイムセール
などがあります。
なお、あなたの店舗を多くの人にPRできるサイトとして「エキテン」があります。
下記にリンクを貼っておきますのでよろしければお試しください!
4 まとめ
ただやみくもに広告・宣伝を行ってもそれが的外れであっては経費の無駄になります。
効率的に集客するには、
・自分の店に来てくれるお客さんはどこにいるのか
・その人たちは何を欲しがっているのか
を把握することと、そのようなお客さんに来店してもらうには、自分の店と商品をアピールする
ための効果的な広告・宣伝を行わなければなりません。
いずれにしても、試行錯誤を繰り返しながらひとつづつ実行してゆくしかありません。
コメントを残す