お客さんがお金を出してまで欲しいと思うものは何なのか。

コロナ禍が落ち着いてきて、さあこれから何を売っていこうかと、まちの小売店の店主は、毎日このことに頭を悩ませています。

 ・お客さんがお金を出してまで欲しいと思う商品は何なのか。

店主ご自身のこだわりやお店のコンセプトに沿った品ぞろえなどで、今まではそこそこ売れてきました。

それは店主と顧客の趣味・趣向・センスが合っていたからかも知れません。

けれどもそれだけでは、今以上売れ行きを伸ばすのは難しいのです。

店主にもこだわりがあるように、買う人にもこだわりがあります。

このこだわりが、買う人とうまく合えばいいのですが、人の趣味趣向は千差万別で同じジャンルのものであっても変わってきます。

店主がいくら勧めてもデザインが違う、色・形が趣味に合わないとなればお客さんは別のところで自分の趣味趣向に合うものを探すことになります。

特に、コロナ禍のこの2年間、多くの人はネット通販サイトの隅から隅まで探し、本当に気に入ったものしか買わなくなりました。

多くの人々は、本当に欲しい物は探せばどこかにあるということを知ったのです。

食料品や日用雑貨品はともかく、洋服や趣味の品などは自分にとって本当にほしい物しか買ってはくれません。

今までは、”これでもまあいいか”で買っていたのが自分で満足できるものでないと買わなくなってきたのです。

同じ種類のものでもこの店にないのならネット通販で探して買おうという風潮になりつつあります。

はたして、お店は多くの人々のこのような消費動向の変化にどのように対応してゆけばよいのか。

お店のカラー、コンセプト、店主のこだわりは決して間違いだとは思いませんが、広く消費者の声を集め、今、人々がお金を出してまで欲しいというものは何なのかをリサーチする必要があります。

リサーチの方法はいろいろ有り、本格的なりサーチを行おうとすれば相当の時間と労力を割かなければならず、まちの小売店が簡単に行うわけにはいきません。

簡単・手軽なリサーチの方法として、お店に来られたお客さんに以前買ってくれた品物についてあれこれ聞いてみるのも一つの方法です。

 ・ここをこうすればよい

 ・こういうものがあれば買う

 ・この色合い、デザインが好み

 ・こんなものが今流行っている

など、以前買った品物についてこうすればもっと良くなるとか、人気が出るなどの話が出てきます。

これも一つの市場調査です。

日頃から店主が思いもつかない新しい発見があります。

これらをデータベースとして積み上げ、今後の商品展開の参考にしたらどうでしょうか。

店側の「こんな商品ならお客さんが喜ぶだろう」、「お客さんはこの商品を求めているはず」などと思い込む前に「商売の主役はお客さん」であるという原則に時には立ち返ってみる必要があります。

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