とある商店街の端っこにあった公共施設の建物が近々撤去され、更地になるらしいという話がありました。
早速その商店街を訪ねて、その商店街で古くから商売をされている幾人かの店主に話を聞きました。
みなさん一様に口を揃えて”何ができるのか、噂によると大型スーパーができるらしい”とのこと。
そうでなくても、ここの商店街は最近周りをスーパーやショッピングセンター、ドラッグストアに囲まれて人通りが激減してジリ貧状態なのに、ここに来てまた大型店ができると、”もうやってられない、廃業するしかない”と戦々恐々です。
そんな中で、ある一人の店主が「これはチャンスかも知れない!」と言ったのです。
ピンチはチャンス!!
大型ショッピングセンターやスーパーが近所にできれば、
・人が集まる
・人の流れができる
これを目の当たりにすれば、商店街の誰しも何かを考え出します。
この人の流れをなんとか商店街に引き入れることができないものかと。
その方法を商店街みんなで考えるのです。
大型ショッピングセンターやスーパーへ来た人が思わず足を延ばしたくなるようなその商店街独特のものを考え出すのです。
・空き地や空き店舗を活用したイベント
・空き店舗へのシャレたカフェ、レストランの誘致
・商店街のイメージアップのための飾りつけなど
・他にはない特別な掘り出し物的な商品
・誰もが驚くようなセール
・配達などのお客様第一のサービス
などなど。
まだまだ知恵を出せばいろいろ出てくると思います。
大型ショッピングセンターやスーパーではできない小回りの効く催し物やサービスを行うのです。
そして、これらを商店街ぐるみで、のぼりやチラシで宣伝します。
お客さんに「あそこの商店街へゆけば何か面白いものに出会える」と思ってもらえれば成功です。
ピンチはチャンスとはよく言ったもので、いまこそこのようなことを商店街全体で考える時です。
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